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- 骨病変の治療法|痛み止めの薬
痛みをやわらげる治療では、痛み止めの薬(鎮痛剤)を痛みの程度に応じて段階的に使い分けます。
初期の弱い痛み(第一段階)には、抗炎症・解熱・鎮痛作用があるNSAIDs(エヌセイド:非ステロイド性消炎鎮痛剤)を使います。NSAIDsは市販の頭痛薬にも含まれている一般的な薬ですが(例:アスピリン)、腎機能を低下させるおそれがあるので、注意が必要です。
NSAIDsで十分な効果が得られない場合(第二・第三段階)には、痛みの強さにあわせてオピオイドが選択されます。オピオイドとは、鎮痛効果の高い医療用麻薬です(例:モルヒネ)。飲み薬、坐薬、貼り薬、注射など、多くの剤型があります。